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2019.08.222025.07.10

七五三で母親の服装は訪問着がおすすめ!着物レンタルのメリットや父親の服装も

七五三で母親の服装は訪問着がおすすめ!着物レンタルのメリットや父親の服装も
e-きものレンタル 編集部
目次

    七五三で母親の服装は訪問着がおすすめ!着物レンタルのメリットや父親の服装も

    子どもの晴れ姿を楽しみに、さまざまな準備を重ねて迎える七五三。特に子どもの着物選びには力が入りますが、つい自分が七五三に着用する服装を後回しにしてはいませんか?

    せっかくの機会ですので、正装した子どもに合わせて親御さんも着物を着てみてはいかがでしょう。きっと、素晴らしい思い出と家族写真が残せるはずです。

     

    そもそも七五三とは

    七五三

    まず、七五三とはどのようなイベントなのか、概要を解説しましょう。

    地域によっては多少考え方が異なる場合がありますが、一般的に、男の子は三歳と五歳、女の子は三歳と七歳のときに神社やお寺でお祝いします。年齢は「かぞえ(0歳を一歳として数える)」でも「満年齢」でも構わないとされています。

    三歳

    「髪置きの儀」といって、昔は生後すぐから剃っていた髪を、長寿を祈願して伸ばし始めた儀式に由来する

    五歳

    「袴着(はかまぎ)の儀」で、男の子が初めて袴を着用した儀式に由来する

    七歳

    「帯解(おびとき)の儀」で、女の子が初めて帯を結んだ儀式に由来する

    昔は、現代のように医学が発達していなかったため、子どもが元気に成長して大人になることは、決して当たり前ではありませんでした。そこで、三歳、五歳、七歳という節目の年に、無事に成長したことを神様に感謝し、お祝いの儀式を行うようになったと考えられています。

    七五三といえば「千歳飴(ちとせあめ)」を食べるのが定番です。おそらく神社でもお祝いに頂けると思います。千歳飴は一般的に細長い袋に入れられていて、飴自体も普通のものとは形状が異なり、とても長いです。これには、「1,000年、健康で長生きしてほしい」という意味が込められているのです。

     

    七五三の準備は何をする?

    七五三に向けて何を準備すればよいか解説しましょう。必要なのは、以下の4点です。

    1. 神社・お寺を予約する
    2. 服装を決めて試着・手配する
    3. 着付けとヘアメイクの予約をする
    4. 写真撮影の予約をする

    各項目についてそれぞれ解説していきましょう。

     

    1. 神社・お寺を予約する

    参拝する神社やお寺を決めて、できるだけ早くに予約をします。七五三では、ただ神社を訪れるだけでなく、特別にご祈祷を行ってもらうため予約が必要です。とくに人気の神社やお寺は、早い段階で予約がいっぱいになってしまうケースがあるので注意しましょう。

    七五三は11月15日が一般的ですが、早い神社は9月ごろからご祈祷を受け付けているので、参加者スケジュールを合わせて早めに押さえておくと安心でしょう。

     

    2. 服装を決めて試着・手配する

    続いてとても大切なのが、今回のメインである服装を決めることです。七五三のお参りでは、とくにどのような服装でなければならないというルールはありません。

    ただ、神社でお祝いするなら、お子さんは和服が基本です。それに合わせてパパやママも和装にすると、雰囲気がそろうのでよいでしょう。

    後述しますが、ママは「訪問着」、パパは「紋なしの羽織袴」がおすすめです。

     

    3. 着付けとヘアメイクの予約をする

    服装を和装にする場合は、当日の着付けやヘアメイクの手配も欠かせません。着付けは、美容院や写真スタジオ、呉服店、出張着付けなどに依頼します。

    親子で着付けてもらうとなると、それなりに時間もかかるので、参拝時間を考慮して早めの時間に予約を入れるようにしましょう。

    お子さんも含め、ヘアメイクを自前でなさる場合は問題ありませんが、美容院にお願いする場合は、着付けとセットで依頼できるところを探すと楽でしょう。

     

    4. 写真撮影の予約をする

    記念写真を撮る場合は、写真スタジオの予約が必要です。参拝当日に神社で撮るサービスもありますが、お子さんが小さい場合は、ご祈祷だけで疲れてしまって、よい写真が撮れない可能性があります。その後の食事会のことも考えると、少し気が重くなるかもしれません。

    せっかくの記念ですから、参拝とは別の日に撮影する方が安心でしょう。ただしその場合は、着物一式も必要になるため、レンタルの場合は、別枠での予約が必要になります。

    ちなみにですが、写真撮影を別日にする場合、必ずしも「前撮り」にこだわる必要はありません。前撮りする場合は、秋口になりますが、最近では10月でもかなり暑い日が珍しくありません。

    そこで、お子さんへの負担を考えて、「後撮り」という選択肢もあります。七五三の後の落ち着いた涼しい時期に撮影できるので、楽かもしれません。写真スタジオも空いていて予約が取りやすい可能性が高いです。

     

    七五三のときのママの服装は?

    着物を着る場面と言えば、独身の頃は成人式や結婚式などに限られるものの、子どもを持ってからは行事・催事で度々着物を着用する場面が訪れます。

    入学式や卒業式は、その最たる例ですが、七五三も、それより前に訪れる最初の機会ではないでしょうか。しかも、お子さんが三つ、五つ、七つと、成長するごとに繰り返しますので、一度要領を掴んでおけば、後が楽かもしれません。

     

    ママの和装

    七五三で着る着物を選ぶときにまず気をつけたいのは、着物の格。「着物ならどれを着ても構わない」というわけではありません。

    着物にも洋服と同じく、フォーマル、セミフォーマル、普段着があります。七五三には、準礼装にあたる訪問着、色無地、付け下げ、江戸小紋などがおすすめです。中でも、とくに訪問着は、色柄が美しく、華やかなものが多いため、お祝いのシーンである七五三では大変人気です。

    ただし、あくまでも子どもが主役の行事ですので、あまり華美になりすぎないように注意しなければなりません。

     

    和装ならとくに訪問着がおすすめ

    略式礼装の中でも、とくに訪問着は、七五三におすすめです。ここで訪問着について、詳しく掘り下げましょ

    訪問着とは、文字通り、結婚式やお祝いのパーティー、お茶会などにお呼ばれした時に着用する着物です。仲人やお世話になった恩師、上司などのお宅を訪問する際にも活用されます。

    その特徴は、華やかなデザインです。具体的には、「柄が絵羽(えば)として連続しており、大ぶりな柄や華やかな模様が一周にわたりつながって描かれている略式礼装」というのが、訪問着の定義になります。

    絵羽というのは、着物の袖、身頃(みごろ)、衽(おくみ)などの縫い合わせ部分(合口といいます)に柄の模様が連続するような染め方や、そのように染められた着物そのものを指します。

    つまり訪問着を広げると、柄が一枚の絵のようにつながって描かれていると考えると分かりやすいでしょう。

    柄が全体にはっきりと描かれているので、季節感を演出するにもうってつけです。

    以下の表のように、それぞれの季節をイメージしやすい花や自然の様子がモチーフになっているものがとても多いです。

    桜、牡丹、バラ、藤、松竹梅など

    朝顔、紫陽花、杜若(カキツバタ)、菖蒲、鉄線、海や波、川など

    菊、紅葉、桔梗、ススキ、萩、ざくろ、吹き寄せ、月など

    椿、梅、南天、雪など

    七五三は11月のため、秋を象徴する紅葉や菊、月などがおすすめですが、そこまで強くこだわる必要もありません。それよりご自分に似合うカラーや、好きな花の入った柄などを選ぶのもよいでしょう。

    素材は、正絹やポリエステルがあります。価格は正絹の方が高いですが、とくに購入する場合は経済的な負担も考えて、ポリエステルも選択肢に入れてみるとよいでしょう。ポリエステルでも、十分に美しく仕立てられているものが数多くあるので、おすすめです。

     

    草履・バッグ・髪飾りも大切

    訪問着というと、どうしても着物に注目しがちですが、実はそれ以外の草履やバッグも大事です。訪問着用の草履は、本革や合成皮革、佐賀錦や唐織などの豪華な織物、また皮革の上からエナメルを塗ったタイプなど高級感のある仕立てが主流です。

    ただし、七五三では、あくまでも主役はお子さんなので、あまり華美にならないようにするのがマナーです。

    選び方は、訪問着のカラーと同系色にすると映えます。バッグも草履と同じ色柄や雰囲気のものをチョイスすると、コーディネートのトータルバランスがよくなるでしょう。

    中には草履とバッグがセットで販売されているものもあります。

    また、とくに三歳のお子さんは、慣れない場所ではどうしてもぐずって、何かと母親に甘えてくることが多いため、動きやすいように台が高すぎない草履を選ぶのが無難でしょう。

    訪問着草履

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    訪問着の髪型には、髪飾りでアクセントを付けるのがおすすめです。つまみ細工やかんざし、コームなどさまざまな種類があるので、それぞれの特徴を知って、ご自分にぴったりのアイテムを見つけてください。

    訪問着用の髪飾りにはかんざしがおすすめで、その素材には、鼈甲、木材、金属などさまざまなものがあります。

    鼈甲は、高級感があり、格式高い場にふさわしい素材です。木材は、温かみがあるため優しい印象を与えます。金属は、華やかでスタイリッシュに見えますよ。

    七五三用の訪問着には、あまり華美ではない三味線のバチの形に似たバチかんざしがおすすめです。バチかんざしは大ぶりで目立つものが多いので、サイドに挿す場合は、訪問着の柄のある上前側(向かって右側)にすると映えます。

    平打ちかんざしや玉かんざしもオシャレで素敵なものがありますが、落ちやすい点がデメリットです。先端が尖っていてお子さんが怪我をするといけないので、七五三では控える方が無難でしょう。

    訪問着髪飾り

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    着物レンタルを利用すると小物がセットでお得!

    ちなみに、着物レンタルを利用すると、訪問着、帯、草履やバッグに加えて、長襦袢や帯あげ、帯締め 、重ね衿、肌着、腰紐、伊逹締め、帯板、帯枕、衿芯、和装ベルト、足袋といった小物もフルセットで借りられるサービスがあるので、ずいぶんお得です。

    e-きものレンタルで訪問着のレンタルを申込みいただくと下記の15点がセットになっていてとても便利です。

    1. 着物
    2. 長襦袢(白半衿付き)
    3. 袋帯
    4. 帯揚げ
    5. 帯締め
    6. 重ね衿
    7. 肌着(ワンピースタイプ)
    8. 腰紐(4本)
    9. 伊達締め(2枚)
    10. 和装ベルト
    11. 帯枕
    12. 帯板
    13. 衿芯
    14. 草履バッグセット
    15. 足袋(新品プレゼント)

     

    着物レンタルはその他にもメリットがたくさん!

    さらに、着物レンタルには、さまざまなメリットがあります。以下にまとめました。

     

    手続きが楽

    着物レンタルには、ネット店舗とリアル店舗の2つの種類があります。とくにネット店舗の場合は、スマホがあればすべての手続きに時間がかからずに済むのでとても便利です。

    アカウントを作り、画面上でカタログからお気に入りの商品を選んだら、そのまま申し込んで決済するだけです。わざわざお店に出向かなくても、ご家族と相談して自宅から予約したり、お友達と一緒に選んだりできるのも嬉しいですよね。

     

    好きなデザインが選べる

    着物の選び方

    着物レンタルでは、さまざまなタイプの訪問着が用意されています。とくにネット店舗の場合は、商品一覧のページで検索すれば簡単にお気に入りが見つけられるでしょう。

    色や柄はもちろん、サイズも幅広く取り扱っているので、スタイルが気になる方も安心です。

    また、訪問着は色んなブランドや有名デザイナーがデザインしており、毎年のように新作もリリースされます。人気の着物レンタルはそうした流行に敏感にキャッチアップしているので、他のママとは一味違う訪問着コーデを楽しめるかもしれません。

     

    急なニーズにも対応できる

    着物レンタルは、七五三の直前で急に訪問着を着たくなった場合でも十分に対応できます。七五三の前に写真だけ撮影する前撮りでも、着物レンタルはとても重宝します。

    とくにネット店舗の場合は、24時間・365日いつでも予約できるうえ、訪問着一式が郵送で届くので大変便利ですよ。

     

    クリーニング不要で無料配送も

    訪問着は浴衣などのシンプルな着物とは違い、クリーニングや細やかなメンテナンスが必要です。着物レンタルなら、すべて業者にお任せできるので、楽ですし安心です。

    ひどく汚したり、破いたりした場合は、クリーニング代や補修費が請求されることがあります。ただそのような場合に備えて、1,000〜2,000円くらいで入れる保険が用意されていることが多いので、心配な方にはおすすめです。

    e-きものレンタルでは、衣裳のレンタルをしていただいたお客様が加入できる「安心サポートシステム」をおすすめしています。

    詳しくは、 ご利用ガイド▶安心サポートシステム をご覧ください。

    安心サポートシステム

     

    また、中には送料が無料で利用できるネット店舗もあるため、検討してみる価値は大いにあるでしょう。

     

    ママの洋装

    下に小さい子どもがいらっしゃる方など、いろんな事情で着物を着るのが難しいときはもちろん洋装でも大丈夫です。シンプルなフォーマルワンピースに、コサージュなどで華やかさをプラスする方も多く見られます。

    パンツスーツの場合は、ブラックフォーマルよりも、薄めのピンクやオレンジ、クリーム色、明るめの水色や緑といった上品なカラーフォーマルやセットアップスーツが華やかですね。

     

    七五三のときのパパの服装は?

    特にパパは日常で着物を着るシーンが少なくなりがちなので、七五三は一家で着物を着られる良い機会とも言えます。とは言え、参拝当日は車の運転をしたり、子どもの写真撮影を任されたりと何かと忙しいパパ。参拝はスーツで行い、家族写真で着物を着て撮る方も増えています。

     

    パパの和装

    和装の場合は羽織と袴を着ます。子どもよりも派手にならないよう、落ち着いた色のものを選ぶのが基本です。また、ママが訪問着の場合は、着物の格を合わせるのがマナーのため、第一礼装である黒紋付羽織袴は避けましょう。準礼装である訪問着と同格の紋なし羽織袴がおすすめです。

    ただし最近では、子どもと同じような柄、色味で家族のリンクコーデができるブランド着物もあります。

     

    パパの洋装

    洋装の場合、紺、グレーなど色が暗めのビジネススーツに、白など淡いかんじのシャツを合わせるのが一般的。ブラックスーツ(礼服)でも良いですが、その場合はママの服装と格を合わせることが大事です。慶事なので、スーツに合わせるネクタイの色は明るめのものを選びましょう。

     

    思い出に残る家族写真を撮ろう

    最近では、七五三の参拝の前にスタジオで前撮りをする家庭が増えています。参拝日とはまた別の着物や洋装も着られるプランや、ご兄弟ご姉妹も一緒に衣装を着て写真を撮ることができるプランもあります。

    またご両親用として、子どもと同じような柄、色味で家族のリンクコーデが叶うブランド着物があるスタジオも。子どもたちだけでなく、ぜひこの機会に着物で揃えた家族写真を残したいですね。

     

    まとめ

    日本の伝統的な行事である七五三。着物を着た子どもの姿に、改めて和服の良さを感じることができる機会でもあります。

    ご両親も、ぜひお子さんと一緒に和装を楽しんでみませんか?

    ただし、お子さんとご両親の着物を全て新調するのは、経済的に大変です。訪問着の場合は、必要な小物も多いため、思いの外、お金がかかってしまいます。

    そこでおすすめするのが、着物レンタルです。

    e-きものレンタルでは、訪問着がご入用の皆様を経験豊富なスタッフが全面的にサポートいたします。

    愛知で創業50年以上の歴史を持ち、トレンドから根強い人気の定番まで幅広いラインナップを数多くご用意しております。小物もスタッフが無料でコーディネートしてお送りしますので、お着物初心者の方もご安心ください。

    皆様のご利用を心よりお待ち申し上げております。

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    e-きものレンタル 編集部

    振袖、袴、七五三などの着物に関する豆知識や、お役立ち情報をコラムでお伝えします。