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2025.04.152025.04.15

白無垢に必要な掛下とは?色やデザイン・選び方や必要な小物も紹介!

白無垢に必要な掛下とは?色やデザイン・選び方や必要な小物も紹介!
e-きものレンタル 編集部
目次

    白無垢に必要な掛下とは?色やデザイン・選び方や必要な小物も紹介!

    白無垢や色打掛の下に着用する「掛下(かけした)」についての解説記事をお届けします。

    白無垢や色打掛では、どうしても一番外に羽織る打掛が目立ちます。でも、その下には、掛下をはじめたくさんのアイテムや小物が隠れています。そうした構造について正しく知っておくと、結婚式の準備で戸惑わずに済みますよ。

    そこで今回は、掛下の役割や選び方、打掛の仕組みや必要な小物について詳しく解説します。結婚式や前撮りで白無垢や色打掛を着用したいとか、どうしようかまだお迷いの皆様もぜひ参考にしてください。

     

    掛下ってナニ?

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    まず、打掛の役割や成人式などで着用する振袖との違い、また掛下の色やデザインについて解説します。

     

    掛下の役割

    掛下は、白無垢や色打掛を着用する際に打掛の下に着る振袖のことを指します。

    白無垢や色打掛では、もっとも外側に打掛を羽織りますが、これは洋装でいうとコートの様なものです。

    コートの下に何も着ないということはありませんよね。スーツを着たりやスカートやパンツを履いたりするのと同じで、打掛の下にも身を包む役割としてメインとなる掛下を必ず着用します。

     

    普通の振袖との違い

    振袖というと、すぐに思い浮かべるのが成人式の衣装でしょう。

    掛下も振袖の一種なのですが、形が少し違います。

    掛下は、おはしょりは作らず、裾が床にするように長めに作られています。上に羽織る打掛も裾が長いので、動くときは自然とゆったり優雅になり、気品に満ちた独特の重みを感じさせるのが特徴ですよ。

    掛下を着る際は、専用の掛下帯を使います。掛下帯は丸帯(帯生地を2つ折りにして筒状に縫い合わせた格式が最高の礼装に用いられる帯)で、一般的なものより6〜8cmほど幅が狭いのが特徴です。

    普通より高めのポイントで「文庫結び」にすると、打掛を着たときの背中のラインがとても綺麗ですよ。リボンのような見た目が特徴で四角い形が昔の「手文庫」という手紙や本を入れておく箱に似ていることから「文庫結び」と命名され、振袖や浴衣にもよく使われます。

     

    掛下の色とデザイン

    掛下は、白無垢の場合は純白になります。材質は、正絹とポリエステルがあり、正絹の方が値段が高いです。

    色打掛を着る際も、白が一般的でしたが、最近ではさまざまな色やデザイン性のある色掛下のニーズもどんどん高まっていますよ。また白無垢でも色掛下を合わせる方がいます。この辺りの考え方は、時代とともに変化しています。

    ポリエステル素材が増えていることもあり、色掛下は、色んなカラーや柄が楽しめるのが魅力です。

    とくにパステル系は、明るく上品な装いになりますし、濃いレッドに梅や桜、菊、牡丹、松竹梅、花車といった吉祥文様入りのタイプは、上品な中にも、これから嫁いで新たな人生を踏み出すという毅然とした力強さを感じさせます。

     

    打掛の仕組みを理解しよう

    白無垢

    ここで打掛の仕組みを詳しく解説しましょう。

    打掛を着る順番は、「肌襦袢(もっとも肌に近い下着)→長襦袢(汗や皮脂汚れ、着崩れを防止する下着)→掛下→打掛」となります。

    これらを着付けていくには、さらに以下のような小物が用いられます。

    腰紐

    着崩れ防止やスタイルを良く見せるために、肌襦袢や長襦袢、掛下の着付けにあたり腰に締める紐。

    伊達締め

    長襦袢や掛下の衿合わせを安定させ着崩れを防ぐために伊達締めでしっかり固定します。

    半衿

    長襦袢に縫い付けたり、テープで留めたりして顔周りを華やかに見せるもので、汚れ防止の意味もあります。

    重ね衿(伊達衿)

    掛下の衿の下に重ねて何枚も着ているように見せるためのものです。

    帯締め

    帯の着崩れを防止するために、帯のセンターに沿って上から巻く紐のこと。白無垢や色打掛では中綿が入りボリューム感のある「丸くげ」を使います。

    帯揚げ

    帯の内側に巻いて帯の形を整えたりズリ落ちないように安定させたりするためのもの。帯の上からチラ見せすることでコーデの一部としての役割も果たす。

    帯板

    帯を締める際に前面の内側に下敷きのように挟んで帯のシワを防止する「前板」と、帯の背面に下敷きのように挟み、帯の結びを美しく見せたりシワを防止したりするための「後板」があります。

    帯枕

    帯揚げの中に入れて帯結びを立体的に美しく仕上げるために使用します。

    和装(打掛)ベルト

    打掛の上前を下前に重ねてズレなくするための留めベルトです。

    足袋(たび)

    打掛用の足袋は、かかとに付いたフックの「こばせ」が5枚(通常は4枚)のタイプを使用します。

    草履

    草履は高さがあるほど格が高いとされます。婚礼の際は高めがおすすめですが、転ばないように履きやすさも重視する必要があります

     

    また、着付けには直接必要ないのですが、以下の様な打掛ならではの、衿と衿の間に挟んだり、帯に差し込んだりする縁起物の小物もありますよ。

    筥迫(はこせこ)

    元は、江戸時代に化粧ポーチの用途で使われていました。白無垢の際は掛下の衿と衿の間に挟むおしゃれアイテムです。

    懐剣(かいけん)

    元々、身を守るために使われていた女性用の短剣で、魔除けの意味もあります。外から見えるようにして帯に差し込みます。

    末広(すえひろ)

    末広がりを願う縁起物の扇子で、開いて使うことはありません。懐剣とともに外から見えるようにして帯に差し込みます。

     

    掛下の選び方

    色打掛

    掛下を選ぶ際には、まず2つの選択肢があります。

    それは、白の掛下にするか色掛下にするか、です。

    神前式の挙式では、白無垢が基本です。色打掛でも構いませんが、色打掛の場合は、どちらかというと白無垢で式を終えた後に披露宴や写真撮影で着用されることが多いです。

    そのため、式に白無垢を着る場合は、白の掛下が基本とお考えくださいね。

    ただし最近では、白無垢でも色掛下を着る方が増えているので、その際は白の掛下でも色掛下でも構いませんよ。

    白の掛下の場合は、まったくの無地もありますが、うっすらと吉祥文様があしらわれている光沢のあるタイプも、上品さとオシャレ感をアップできるのでおすすめですよ。

    色掛下では、以下の様なカラーが人気です。お好みや肌の色に合うものをチョイスしましょう。筥迫や懐剣などの小物が、掛下のカラーとセットになったオシャレなタイプもありますよ。

    • ライトピンク
    • ライトブルー
    • ライトグリーン(若草色)
    • オレンジ
    • イエロー
    • 濃いレッド

    また、以下のような柄ものも着た際の印象が大きく変わるので、オリジナリティを楽しみたい方におすすめです。

    • 七宝
    • 市松模様
    • 総絞り
    • 麻の葉
    • 刺繍入り

     

    着物レンタルなら掛下もセットで無料で借りられる!

    さて、実際に掛下を着用するにあたっては、わざわざ購入するよりもレンタルがおすすめです。

    掛下は、一度結婚式で着たら、その後はまず袖を通すことはありませんよね。

    着物レンタルなら、掛下をはじめ、長襦袢や腰紐、帯締めや帯揚げ、さらに草履に至るまで、打掛コーデに必要な小物がセットで借りられます。筥迫や懐剣、末広、角隠しまでレンタルできるところもあるので、とても便利ですよ。

    打掛はもちろん、それに加えて多くの小物をすべて買い集めるとなると大変。結婚式前は、ただでさえ出費がかさみますし、何よりとても忙しいですよね。着物レンタルなら小物も打掛とセットで届くので準備がとてもラクになりますよ。

    着物レンタルは、打掛一式が数万円から借りられるため、購入と比べるとかなりコスパが良いです。

    打掛は、高いものだと数十万円かそれ以上の値段がします。購入したとしても、その後で着用する機会はほぼありません。かさばるため保管スペースも必要になり、意外と管理が大変ですが、レンタルならその心配がないのでおすすめですよ。

    とくにネットレンタルならスマホ一つで予約から返却まですべての手続きが完結します。

    専用サイトのカタログから好きなものを選び、期間を決めて予約すると郵送で届きます。着用後も郵送で返却できるため、手間がかかりませんよ。

    挙式後はハネムーンや引越し後の片づけで何かと忙しくなるので、ネットレンタルはとても便利でしょう。

    ちなみにレンタル後は、クリーニングをせずにそのまま返却できます。着物のクリーニングは、1回に数千円〜1万円前後と意外とお金がかかります。また購入の場合は、定期的に虫干しをしたり、防臭剤を交換したりといったメンテナンスが必要ですが、レンタルならそのような手間がいっさいかかりませんよ。

     

    まとめ

    掛下

    白無垢や色打掛のすぐ下に着る掛下は、あまり目立たない様に見えて、トータルコーデではとても大事な役割があります。

    とくに色掛下は色や柄がバラエティに富んでいるので、個性を引き立たせるにはうってつけです。

    ただ、掛下を含めて打掛一式を購入するとなると、かなりのお金がかかります。そのため、着物レンタルを上手に活用するのがおすすめですよ。

     

    e-きものレンタルでは、結婚式向けに、白無垢や色打掛、新郎向けの紋付袴、お母様やご親族の黒留袖・色留袖・訪問着などを幅広く取り揃えております。

    愛知で創業50年以上、経験豊富なベテランスタッフが大切な婚礼準備を心を込めてサポートいたします。小物も無料でコーディネートしてお送りしますので、着物レンタルが初めての方もご安心ください。

    皆様のご利用を心よりお待ち申し上げております。

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    e-きものレンタル 編集部

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