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お宮参り 2022.11.24 2022.11.24

お宮参りの初穂料とは?知っておきたいお金の話

お宮参りの初穂料とは?知っておきたいお金の話

赤ちゃんが生まれた後、神様へ無事誕生したことを報告する「お宮参り」のために神社へ足を運ぶことがあります。お宮参りではご祈祷を受けることになりますが、その際には他の目的でのご祈祷と同じように「初穂料」の支払いが必要です。今回は、お宮参りにおける初穂料の相場や注意点など、基本的な知識をご紹介します。

 

お宮参りの初穂料とは?

 

 

「初穂」とは、元々はその年に初めて収穫した米を意味します。昔は最初に収穫された米を神様に供え、収穫や豊作を感謝していました。米以外の農作物や魚介類なども供えるようになりましたが、農家や漁師以外の人が初穂を用意するのが難しいため、代わりに金銭を納めるようになったのが初穂料の由来です。

 

現在、初穂料は神社でご祈祷を受ける際に神社に納めるご祈祷にかかる料金として定着しています。

初穂料の相場はいくら?

初穂料に包む額は神社によって異なります。神様への感謝を表すお気持ち程度の額とするなど、明確に初穂料を定めていないところも少なくありません。そのような神社では包む額が任意となりますが、一般的な初穂料の相場は5000~1万円程度とされています。複数名でご祈祷を受ける場合は、1万円以上を初穂料として納める場合もあります。初穂料の額に迷った場合は、相場を参考に包む額を決めましょう。

なお、初穂料を払う人については特に決まりはありません。かつては父方の祖父母とお宮参りをする慣習があったことから、父方の祖父母が初穂料を支払っていたことがありました。現在もその慣習に従って父方の家族が支払うケースも多く見られますが、近年では赤ちゃんの両親が支払うケースも増えています。

 

熨斗袋の注意点

 

初穂料は現金をそのまま渡すのではなく、必ず熨斗袋または白い封筒に入れて神社の社務所で渡します。初穂料を入れる熨斗袋の種類や熨斗袋の書き方にはマナーがあるので、初穂料を用意する際に押さえておきましょう。

 

熨斗袋の種類

 

熨斗袋には、紅白の蝶結びの水引を選びましょう。蝶をかたどった蝶結びは「何度でも結び直せる」という意味を持つことから、赤ちゃんのお宮参りのように何度繰り返してもよいお祝い事に用いられます。反対に、結び切りの水引は「同じことが起こらないように」という意味を持つため、お宮参りでは避けるべきです。

 

熨斗袋の書き方

熨斗袋の表には、「表書き」として水引の上に毛筆または筆ペンで「御初穂料」を、水引の下に赤ちゃんの名前を書きます。御初穂料の代わりに、「御玉串料」や「御礼」と書く場合もあります。赤ちゃんの名前の読みが難しいときは、神主の誤読を防ぐためにもふりがなも併記しましょう。

白い封筒を使用する場合も、熨斗袋と同じ要領で表書きを書きます。もしお寺でお宮参りをするときは、「御初穂料」ではなく「御祈祷料」または「御布施」と書きましょう。

 

初穂料を熨斗袋に入れる際の注意点

 

熨斗袋で初穂料を納める際は、お金の入れ方にいくつかの注意点があります。マナーを守って、正しい方法で初穂料を納めましょう。

 

初穂料の入れ方

 

熨斗袋には、白い無地の封筒が「中袋」として付属している場合がほとんどです。熨斗袋に初穂料を入れるときは中袋にお金を包み、その中袋を熨斗袋に入れます。お札は、人物が描かれた面が表となります。お札は熨斗袋とお札の面を合わせ、なおかつ熨斗袋から出したときに人物が見えるよう、人物が上になるように入れるのがマナーです。

 

初穂料の中袋の書き方

 

中袋にお金を入れるときは、表面には入れる金額を漢数字で「金 壱蔓円」のように縦書きで記入し、裏面には住所と赤ちゃんの氏名を書きます。中袋を書く際も、熨斗袋と同様に毛筆や筆ペンを使用しましょう。中袋を使用しない場合や白封筒を使う場合は、熨斗袋または白封筒の裏面左下に納める金額と住所を記載します。

 

初穂料は新札のほうが良い?

 

初穂料には新札を入れた方がいいと言われることもありますが、必ずしも新札である必要はなく、ルールではありません。しかし、初穂料は神様に供える農作物の代わりとして納めるお金なので、マナーとして汚いお札やボロボロのお札を入れることは避けるようにしてください。新札の用意が難しい場合でも、できるだけシワや汚れの少ないきれいな状態のお札を用意しておきましょう。

 

初穂料を渡すタイミングとは?

熨斗袋または白い封筒に入れた初穂料は、お宮参りの当日に神社の社務所で納めます。初穂料を納めるのは、ご祈祷前とご祈祷後のいずれかです。一般的には受付時、つまりご祈祷前に納めますが、初穂料を渡すタイミングは神社によって異なるので、どちらのタイミングで納めるかはお参りをする神社に問い合わせておきましょう。

 

まとめ

 

赤ちゃんの成長をお祈りするための儀式でもあるお宮参りでは、正しいマナーで初穂料を用意しておきたいものです。また、お宮参り向けの服装として、和装を準備しておくのもおすすめです。e-きものレンタルでは、お宮参りに最適な赤ちゃん用の産着のほか、大人用の和装やフォーマルウェアも用意しているので、家族でお宮参りの衣装をまとめてレンタルできます。

 

神様へ感謝を伝えて赤ちゃんの健康を祈るためにも、お参りにふさわしい装いと初穂料のマナーを押さえてお宮参りへ望みましょう。

 

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