成人式の振袖を着付ける場合、レンタルした着物店や美容院などを利用する人が多いでしょう。
しかし、一生に一度の晴れ舞台だからこそ、自分で着付けてみたいと考える人もいるかもしれません。
そこで本記事では、成人式の振袖を自分で着付ける方法を紹介します。必要な準備物も紹介しているので、参考にしながら当日に備えてみてください。
成人式の振袖を自宅で着付けることは可能です。
しかし、振袖は帯幅が広く硬いため、初心者が1人で着付けるのは難しく、家族の協力がなければ厳しいでしょう。
また、自分で着付けるのであれば、事前に練習しておくことも大切です。
繰り返し練習しておくことで、成人式当日もスムーズに着付けられます。
成人式の振袖を自宅で着付ける場合は、まず必要なものが揃っているか確認しましょう。
着付けるときは、すぐに手に取れる場所に必要なものを準備しておくことがポイントです。
あらかじめ準備しておくことで、スムーズに着付けを行えます。
なお、当日に使用するアクセサリーなどは、前もって決めておくのがおすすめです。
振袖のデザインに合わせて選んでおけば、当日の着付けで焦る心配もありません。
事前に準備できるものは、先に用意しておきましょう。
振袖の着付け方は、以下の手順で行います。
1.ヘアメイクは最初にしておく
2.和装用の下着に着替える
3.補正をする
4.長襦袢を着る
5.振袖を着る
6.帯を結ぶ
それぞれの手順を詳しく解説します。
着付けの流れを事前に確認しておき、当日に備えておきましょう。
振袖を身にまとう前に、ヘアメイクをセットしておきましょう。
着付けの後にヘアメイクをすると振袖がよれてしまったり、汚してしまったりする可能性があります。
そのため、最初にヘアセットを済ませておいた後に着付けを開始するのが一般的です。
なお、どのようなヘアセットにするか事前に決めておくと、当日に焦る心配がありません。
ヘアセットが完了したら、和装用の下着に着替えましょう。
装は洋装とは異なり、体の凹凸を抑えることで美しさを演出します。
そのため、体の凹凸が目立つ洋装用の下着ではなく、和装用のブラジャーを着用してください。
そして、肌襦袢と裾よけを身に付けます。
肌襦袢と裾よけには体の汗を吸収する役割を持つ他、機崩れ防止も期待されています。
肌触りが良く、着心地の良い素材を選んでおくことで成人式を無理なく過ごせるでしょう。
また、着付ける前に足袋を履いておくのもポイントです。
着付けた後だと帯で身体を締め付けているため、上半身を曲げるのが難しくなります。
サイズは普段履いている靴よりも0.3~0.5cm大きいサイズを選ぶようにしましょう。
下着を身に付けたら、体の補正を行っていきます。
先ほどもご紹介したとおり、和装では体の凹凸を抑えることで、女性の美しさを表現します。
そのため、体にタオルや補正パッドなどを巻き付けて、バストの膨らみやウエストのくぼみを補正しましょう。
特に、ウエストとヒップの凹凸を失くせば、帯を締めたときの仕上がりがきれいになります。
下着を身に付けて補正を行ったら、長襦袢を着ましょう。
長襦袢とは肌着の上に着る衣類のことで、薄い色合いが一般的です。
もともと着物を汚さないために着用していましたが、近年では重ね着として楽しむ人が増えています。
長襦袢を着る手順は、以下のとおりです。
1.長襦袢に袖を通す
2.襟の先を持って、中心を合わせる
3.前を合わせ、襟元がVの字になっていることを確認する
4.襟の後ろを少し引っ張って、握りこぶし1つ分程度ずらす(衣紋を抜く)
5.伊達締め、またはゴムベルトで長襦袢を締める
襟を後ろに引っ張ることで、女性らしい色気のある首元を演出できます。
引っ張りすぎると品がなくなってしまうので、鏡を見ながら微調整を行ってみてください。
長襦袢を身に付けたら、振袖を着ていきましょう。振袖の着方は、以下のとおりです。
1.振袖を羽織る
2.両衿を持って背中に空気を入れたら、もう一度振袖を羽織り直す
3.裾線を決めるために、下前を左の腰元に持ち上げる
4.下前が決まったら前幅に広げて巻き、上前を合わせる
5.腰紐を腰骨より少し高い位置から巻き付ける
6.腰紐をつけたら「おはしょり」を作るために、脇の穴(身八つ口)から手を入れて前後の布目を整える
おはしょりとは、着物を折り返した部分のことです。
おはしょりが整っていると、振袖姿が美しく見えます。
また腰やお尻周りにシワ・たるみができてしまったら、腰紐の上あたりにあるおはしょりを内側から引き上げることできれいな状態をキープできます。
また、胸元がたるんできたら長襦袢の背縫いを振袖の上からつまんで直しましょう。
振袖を下に引っ張って直すと、衿合わせがずれやすくなるため注意しなければいけません。
このように自分で着直す方法を知っておくと、当日に着崩れをしても美しい姿を維持できます。
なお、振袖を着る際は、衿を胸で合わせたところを指す「衣紋」の着付けにも注意しましょう。
衣紋が窮屈だと首が詰まったような印象を与えてしまいます。
反対に抜け感を出し過ぎると、だらしない印象となってしまうため、程よく抜け感を演出することがポイントです。
最後に、帯を締めていきましょう。
今回は数ある帯の締め方の中から「立て矢結び」を紹介します。
1.手先の長さを決めたら左脇に合わせて、手先を上にしつつ体に2巻きする
2.垂れ先を三角に折り上げる
3.手先を3つ折りにして帯の上選でひと結びする(手先は上にくるようにする)
4.たれを広げて、羽根の大きさを決める
5.上羽根は左肩から約5cmの場所、下羽根はおはしょりの下線に合わせて、垂れ先を内側に折り込む
6.帯枕、または巻いたタオルを羽根と並行にして間に入れる
7.中心を作ったら羽根を紐で固定して、帯揚げを結ぶ
8.余った手先は帯の中に入れ込む
9.羽根の下にある手先に帯締めを通して前で結ぶ
10.羽根の形をきれいに整える
立て矢結びは、斜めに蝶結びをしたような結び方です。
振袖に立体感を持たせられるため、さまざまな種類がある帯の結び方の中でも、特にゴージャスで華やかな印象を与えられます。
特に背の高い人は立ち姿がきれいに見えることから、おすすめの結び方とされています。
成人式の振袖は自分で着付けられるものの、和装に慣れない初心者にとっては難易度が高めです。
当日に焦ることのないように、事前に着付けの練習をしておきましょう。
また、家族の協力を得られれば、よりスムーズに着付けを行えます。
振袖をレンタルしたい場合は、小物まで揃えられるe-きものレンタルの活用がおすすめです。
必要なものはすべて揃えられるため、何を準備すべきかわからない人でも安心して成人式を迎えられます。
振袖はサイズや色から選べるため、自分に合ったデザインを見つけやすいでしょう。ぜひe-きものレンタルを活用して、素敵な成人式をお迎えください。
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