夏期休業のお知らせ
きものらしく もっと着物を知ってほしいハウツーコラムきものらしく もっと着物を知ってほしいハウツーコラム

訪問着・付下げ着物のコト

2018.01.222025.08.12

訪問着の半衿とは?役割やおすすめのデザインについて詳しく解説

訪問着の半衿とは?役割やおすすめのデザインについて詳しく解説
e-きものレンタル 編集部
目次

    訪問着の半衿とは?役割やおすすめのデザインについて詳しく解説

    訪問着を着る時に「半衿」っていう言葉を聞くことがあるけど。

    「半衿」って、何???

    そんな疑問をお持ちの方もいらっしゃいますね?

    訪問着を着慣れない方からすると、聞き慣れない言葉だと思います。

    そこで今回は、訪問着を着る際に、絶対に欠かせない「半衿」について解説します。これから訪問着を着たいとお考えの方は、ぜひ参考にしてくださいね。

     

    半衿(半襟=はんえり)とは?

    はてな

    「はんえり」とは「半衿」や「半襟」と漢字で書きます。

    和装において着物の下に着る下着「長襦袢」(ながじゅばん)に付ける「襟」の事です。(そのため、襦袢を着ない浴衣には使いません)

    幅が15cmほどで長さが約110cmと、本襟の半分の長さしかないことから「半衿」と呼ばれています。

    長襦袢の役目は、直接、着物に首の汚れや皮脂、汗が付かないようにする為に保護する大切な役割があるのです。

    そして、長襦袢本体の襟部分に汚れが付かない様に「半衿」を付けます。

    「半衿」はお洒落のポイントにもなる、実は重要な部分です。

    本結び

    着物の内側に見える、首に一番近い白い部分が「半衿」ですね。

    こちらは、最初から長襦袢に付いている訳ではありません。

    長襦袢には「地襟」(じえり)と言って、長襦袢本体に襟が付いています。

    ワイシャツの襟のようなものと考えて下さい。

    そこに長襦袢本体を保護するためにも「半衿」を付けます。

     

    訪問着用の半衿とは?

    一般的には白い「半衿」を付けます。

    レンタルなどで着物一式を借りると長襦袢に白い「半衿」が付いた状態でご自宅に届くことが多いです。

    訪問着は、会社などのフォーマルな式典や結婚式や入学式、卒業式、七五三といったお祝いのシーン、お茶会などで着用する礼装のため、カラーは白で柄も無地のものが一般的です。秋から冬、春にかけて着る袷でも、夏の単衣でも、同じ白のものを使用します。

    素材は、上品な正絹が主流ですが、高級なためどうしても汗や皮脂で汚れると手洗いやクリーニングが必要になるなどお手入れが大変です。そのため最近では、洗えるタイプの安価な正絹や化繊(ポリエステルなど)タイプが人気です。

    白地のタイプは、成人式の振袖、留袖、色無地、小紋、紬、袴などにも合わせることができる半衿す。

    ただし、成人式には、白い襟ではなく、着られる方の個性や好みの雰囲気を出す為に刺繍がたっぷり入ったタイプやおしゃれな縮緬、レース付きなどの半衿を別途買われたりして、長襦袢に付ける方も、中には大勢いらっしゃいます。振袖や帯のデザインにマッチする華やかなイメージの半衿をチョイスすると、オリジナルで素敵な姿に仕上げることができます。

     

    重ね衿との違いは?

    訪問着

    半衿と似た言葉で「重ね衿」があります。これは、まったくの別物です。重ね衿は、着物と長襦袢の襟元の間に挟んで使用する襷状のアイテムです。

    着物と長襦袢の間から5〜8ミリほど見えるように専用のピンやクリップでとめて使います。着物を重ねて着ているように見せるオシャレアイテムで、半衿のように必ず使うものではありません。

     

    半衿は、最初から付いている訳ではない

    そして、この半衿は「自分で付ける」のが前提です…。

    お洒落の為に着物女子は頑張るわけですね。

    今は針と糸で付けるより、半衿付け用の専用の両面テープなども売られていますし、襟の部分を加工して、ファスナーなどで取り外しが簡単に出来るものもあります。

    着物雑誌、ネットの画像などで豪華な刺繍半衿が付いていても、その半衿が「絶対に長襦袢に付いている訳では無い」ので、注意が必要ですね。

     

    半衿っていくらくらいするの?

    半衿の価格帯は、数千円です。安いものなら1,000円くらいから販売されています。高級な正絹で仕立てられているものは、10,000円か、それ以上するものもあります。

     

    着物レンタルなら半衿が無料!

    たまにしか訪問着を着ない場合は、わざわざそのために専門店に行って高いお金を支払うよりも、着物レンタルがおすすめですよ。

    着物レンタルなら、多くのラインナップからお好みの商品を選ぶことができます。そして何より、訪問着以外に、長襦袢や半衿、帯締め、帯揚げ、腰紐、バッグ、草履、足袋などの和装小物が無料で借りられます。

    とくにネットレンタルなら、専用サイトで会員登録をして検索すれば、簡単にお気に入りを探すことができます。訪問着の場合、イベントによって必要になる時期はまちまちです。購入するとなると、季節ごとに替えを用意するのは経済的にかなり大変でしょう。その点、ネットレンタルなら必要な時期とタイミングで、そのシーズンや用途にマッチした素材やデザインの訪問着を選び、オンライン予約するだけで済みます。

    サイズについても細やかにわかりやすく説明されているため、届いてからイメージと違ったというトラブルもほぼありません。

    さらに訪問着を自宅まで発送してくれる上、送料も無料というサービスを提供しているケースも珍しくありません。(お店によってサービスや料金プランは異なるので、詳細についてはお店に問合せてくださいね)

     

    クリーニングや保管が面倒な方にもレンタルがおすすめ

    訪問着

    訪問着に限らず、着物を購入すると、意外と面倒なのがクリーニングと保管です。

    着物のクリーニングは、1セットでも数千円〜1万円前後かかります。意外とかさばるため、クリーニング店まで持っていったり、持って帰ってきたりするのも、結構大変ですよ。

    その点、着物レンタルならクリーニングせずに返却すれば良いだけなので、お金も手間もかかりません。

    さらに、訪問着を収納するためには、着物専用の桐ダンスか、それに匹敵する風通しの良いスペースが必要になります。昔ながらの押し入れがあるならまだしも、最近のクローゼットではかなりのスペースを占めてしまい、他の洋服や生活雑貨などが収納できなくなる恐れがあります。

    また、定期的に虫干しや陰干しをしてメンテナンスしなければ、思わぬ汚れや虫食いで、次に着ようとした時に困ってしまうというのもよくある話です。この点からも、着物レンタルはかなり便利といえるでしょう。

     

    訪問着の着付けはどうするの?

    訪問着は、慣れれば自分で着付けることも可能です。

    しかし初心者の場合、いきなり自分一人で対応するのはかなり難しいといってよいでしょう。訪問着を着る際は、多くの小物が必要で、それらを使い、順を追って正しく着付けていかなければなりません。半衿や重ね衿のセットの仕方など、細かい点を入れるといくつも確認すべき大事なコツがあり、それらを把握していなければ、トータルバランスがおかしくなったり、着崩れを起こしたりして、せっかくの訪問着が台無しになりかねないでしょう。

    そのため、時間に余裕があれば着付け教室に通って着方をマスターするか、最初のうちはプロの着付け師にお願いするのがおすすめです。訪問着を普段から着慣れている方が、ご家族や知人にいる場合は、その方の案内にしたがって着てみるのも良いと思いますよ。

     

    まとめ

    訪問着

    半衿は、訪問着を始め、留袖や色無地、付け下げ、小紋など、ほぼ全ての着物で必要になります。デザインだけでなく、付け方やお手入れ方法も含めて理解しておくと、いざという時に困りませんよ。

     

    e-きものレンタルでは、訪問着がご入用の皆様を経験豊富なスタッフが全面的にサポートいたします。

    愛知で創業50年以上の歴史を持ち、トレンドから根強い人気の定番まで幅広いラインナップを数多くご用意しております。小物もスタッフが無料でコーディネートしてお送りしますので、お着物初心者の方もご安心ください。

    皆様のご利用を心よりお待ち申し上げております。

    >>訪問着レンタルページを見る

    e-きものレンタル 編集部

    振袖、袴、七五三などの着物に関する豆知識や、お役立ち情報をコラムでお伝えします。