

白無垢におすすめの髪飾りやヘアアクセサリーは?おしゃれなヘアスタイルや挙式に向けた注意点も!

白無垢におすすめの髪飾りやヘアアクセサリーは?おしゃれなヘアスタイルや挙式に向けた注意点も!
白無垢の髪型といえば、文金高島田に角隠しを巻く、というのが昔からの定番ですよね。
でも最近ではその傾向も薄れ、かつてでは考えられなかった洋髪に髪飾りやヘアアクセサリーで結婚式を行う花嫁さんが増えています。
今回は、白無垢にピッタリのおすすめ髪飾りをご紹介します。
白無垢に合うおしゃれなヘアスタイルや挙式に向けた注意点についても解説するので、これから結婚式準備を控えている方や、将来のために白無垢の髪飾りについて知っておきたい方も、ぜひ参考にしてください!
白無垢に髪飾りは必要なの?
白無垢に髪飾りと聞いてもピンとこない方が多いかもしれませんね。
そこで、最初に白無垢と髪飾りの関係や最近のトレンドについてわかりやすく解説しましょう。
「文金高島田」に「角隠し・綿帽子」なら髪飾りはいらない?
文金高島田は、江戸時代に未婚女性の中で流行した「島田髷(まげ)」の一種で、髷を頭頂部の高い位置で結った日本髪です。トップの「髷」、「前髪」、両サイドの「鬢(びん)」、髷を折り曲げた後頭部の「いち」、うなじ部分でまとめた「たぼ」の5つのパーツからなりますが、この形が定着したのは、以外にも最近の明治時代以降といわれています。
島田髷には、奴(やっこ)島田、投げ島田、つぶし島田、芸者島田など、さまざまな種類がありますが、中でも文金高島田は、主に結婚式の花嫁さん向けで最も格が高いとされるスタイルです。
文金高島田の場合は、その上に「角隠し」を巻いたり、「綿帽子」を被ったりするのが一般的です。
そして、髪飾りは「かんざし」が人気です。とくに鼈甲(べっこう)や華やかな飾りがついたかんざしは、独特なスタイルの文金高島田ルックを一層華やかに、ゴージャスに引き立てます。
髪飾りを見せるなら角隠しを巻くようにします。角隠しは、神前式や仏前式、人前式の結婚式だけでなく、色打掛や引き振袖でも付けて構わないため、披露宴や式後のパーティーにもそのまま出られます。
一方の綿帽子は、結婚式専用です。頭の上からすっぽりとかぶるため、髪飾りはまったく見えません。お色直しで綿帽子を取った後に、はじめて参列者の目にとまることになります。
白無垢に洋髪・髪飾りはむしろトレンド!
白無垢を着るなら、髪型は文金高島田というイメージが強いかもしれませんが、最近ではそうでもありません。色んなアレンジを楽しむ傾向が強くなっています。
文金高島田は、かつらや、半かつら(かつらと地毛を混ぜてセットするタイプ)で仕上げることが多く、どうしても式後の披露宴やパーティーでもそのままでいることになります。
それよりも、今風にアレンジした洋髪にセットしておけば、挙式の時だけ綿帽子を被り(今は被らない方もいます)、その後はそのまま、またはアレンジをして披露宴やパーティーに出られるため、楽しみ方が倍増。色打掛や引き振袖はもちろん、ドレスに着替えてもマッチします。
最近は、神社よりはホテルやチャペルを使った洋風の挙式スタイルが主流ですから、それにともなって新郎新婦のコーデや髪型、髪飾りなどもどんどん現代風に変化してオシャレ度もアップしているのです。
そのため、髪飾りも洋髪に合う造花や生花、水引、リボンなど、かなり多彩で個性的なものも多いですよ。
洋髪に髪飾りなら前撮りにも対応できる
洋髪に髪飾りというスタイルは、前撮りにも対応しやすくなります。
白無垢や色打掛に綿帽子というコーデに加えて、ウェディングやそれ以外のドレスコーデにも違和感なく合わせられるでしょう。
白無垢に合うおしゃれなヘアスタイル
ではここからは、白無垢に合って、色んな髪飾りも楽しめるヘアスタイルをご紹介しましょう。
シンプルなアップスタイル
白無垢に限らず、着物コーデでは、顔周りがスッキリと見えるアップスタイルが上品で見映えもします。
髪を結び、くるりんぱをし、毛先を入れ込むという3つのステップを基本に仕上げられるので、あまり難しくありませんよ。
ゆるふわシニヨン
ゆるふわなシニヨン(お団子ヘア)は、ウェディングドレスの定番ですが、白無垢でもよく似合いますよ。
髪を巻いてウェーブ付けると、オシャレ感や女性らしさが演出できます。
リボンや水引、大ぶりの造花や生花で飾りつけると、さらにゴージャスになり華やかさも増すのでおすすめです。
ロングヘアなら「ふんわり編み下ろし」も
ロングヘアの方なら、後ろから首の横を通って、胸にかけてふんわりと編み下ろすのもオシャレですよ。
少しカジュアル感が出ますが、リボンや水引、造花、生花などを使って華やかに飾ると、オリジナリティのある大人かわいいスタイルに仕上がります。
ボブやミディアムなら「ゆるふわカール」か「ハーフアップ」
ボブの場合は、無理にまとめようとせず、ゆるふわカールでナチュラルに仕上げるのもおすすめ。
ミディアムなら、耳の上で髪の毛をまとめて半分だけアップにするハーフアップもフェミニンでキュートな仕上がりになりますよ。
新日本髪もおすすめ!
文金高島田は正式な日本髪のため、セットするとなると鬢付け油を使うなどして数時間はかかります。現代では髪結師とごく一部の美容師さんしか結えないので、ほとんどの場合、かつらか半かつらでセットすることになるでしょう。
でも現代風にアレンジされた新日本髪なら七五三や成人式でも用いられるため、美容師さんにお願いするとセットしてもらえますよ。
洋髪と同じような髪飾りも使えるので、アレンジの幅も広がります。和の雰囲気を大事にしたい方には、おすすめですよ。興味があれば、普段お世話になっている美容師さんに相談してみてはいかがでしょうか。
白無垢にピッタリのおすすめ髪飾り10選!
それではここからは、白無垢におすすめの髪飾りを10種類ご紹介しましょう。
髪飾りによって白無垢コーデの印象はずい分変わるので、どれがご自分に似合うか色々と想像しながらお読みくださいね。
1. 生花
白無垢は、基本的に挙式の間のみのため(披露宴で着用しても構いません)、胡蝶蘭や百合、ローズなどの生花を髪飾りに使う方も多いです。本物が醸し出す美しさや気品に勝るものはありません。
耳の後ろあたりにワンポイントで飾るのも良いですし、うなじの上あたり全体を複数のお花で埋める様に飾る方法もあります。
2. 造花
造花は、生花と違ってしおれたり、折れたりする心配がありません。披露宴にもそのまま出られるのがメリットです。
おすすめは純白で大ぶりな胡蝶蘭にカスミソウを加えたアレンジです。花嫁を飾るアイテムとして大人気ですよ。
また、挙式の時は白一色で統一して、お色直しで赤やピンクといった明るく色鮮やかな造花に変えるのもよいでしょう。
3. かんざし
かんざしは、大ぶりのものを文金高島田に使うことが多いですが、洋髪との相性も悪くありません。
漆や鼈甲のバチ簪は格式の高さを演出できるうえ、くし簪などを複数組み合わせるとアクセントが効いてとっても存在感があります。
パールやビーズをあしらったタイプや玉簪などをワンポイントで混ぜると、一層華やかさが増すのでおすすめですよ。
4. つまみ細工
羽二重(はぶたえ)という小さな布をピンセットでつまんだり、折ったりして花や蝶、鶴などの形にし、かんざしとして使うつまみ細工も白無垢によく映えます。
多彩な色使いができるので、すべて真っ白で統一するのもよいでしょうし、ピンクや赤、オレンジといった色目を混ぜて明るく華やかに演出するのもかわいいですよ。
5. プリザーブドフラワー
長期間使用できる様に生花に特殊な加工を施したプリザーブドフラワーも人気です。
ローズや紫陽花、カスミソウなど、色も形もサイズも様々なものがあります。カラフルなタイプやシルバーやゴールドでゴージャスに見えるものもあるので、好みで組み合わせれば、オリジナリティに富んだ髪飾りが仕上がりますよ。
6. ドライフラワー
ドライフラワーもプリザーブドフラワーや造花と同じく枯れたり折れたりする心配がないため、安心して使えます。
ワンポイントでも良いですし、いくつかの種類を混ぜてアレンジするのもおすすめ。ネットや水引などと組み合わせれば、個性的な髪飾りが完成するでしょう。
7. 水引
シルバーやゴールド、レッド、ホワイトなど数本の水引を束ねれば、ラウンドやウェーブなど自在にアレンジができます。単独で使うよりも、造花やプリザーブドフラワー、かんざし、つまみ細工などと組み合わせて使うことで相乗効果が生まれますよ。
8. パール・ラインストーン
パールやラインストーンなどのヘアアクセサリーも、白無垢コーデをいっそう華やかに明るく見せるのに効果的です。とくにパールは白無垢のホワイトとマッチして、より清楚で品のある印象になります。
9. 金箔・ラメ
金箔や銀箔のヘアシートを水引や他の髪飾りと一緒に散らすと、キラキラと美しくなり、白無垢姿をよりゴージャスに演出できます。
同じくラメワックスでもシルバーやゴールドがあるので、ワンポイントで使うといいアクセントになりますよ。
10. リボン・ヘッドドレス
白無垢などの結婚式用に販売されているヘッドドレスもあります。胡蝶蘭やローズ、紫陽花などがセンスよくセットされているので、そのまま使えます。
リボンも、かんざしや造花、水引などと合わせると、女性らしさや可愛さが演出できますよ。
結婚式に向けた注意点
白無垢で結婚式をする場合に注意しておくべき点について解説しましょう。
具体的には、以下の4点です。
- 髪飾りは購入かハンドメイドが基本
- 白無垢はレンタルがおすすめ
- 着付けとヘアセットの予約は早めに
- 白無垢は小物の準備も大切
髪飾りは購入かハンドメイドが基本
ネットレンタルでは多くの小物をセットで貸してもらえますが、髪飾りだけはレンタルできないことが多いです。そのため、ご自分で購入するかハンドメイドが基本です。
ネット通販なら、オシャレで素敵なアイテムがお手頃な価格で販売されているので、ぜひお気に入りを探してみてください。手先が器用な方は、ご自分だけのオリジナルヘアアクセサリーを自作してみるのも良い思い出になるでしょう。
白無垢はレンタルがおすすめ
白無垢は購入するかレンタルのいずれかになりますが、レンタルの方が断然お得です。その理由は以下の通りです。
- 購入より安いためコスパが良い
- ネットレンタルならスマホで予約から白無垢の郵送、返却まで簡単に手続きできる
- 白無垢以外の多くの小物をセットでレンタルできる
- レンタル後のクリーニングが不要
- 保管する手間やスペース、虫干しなどのメンテナンスが不要
購入するとなると、生地選びや採寸が必要ですし、完成までに数ヶ月はかかるので、かなり前から準備が必要です。その点、レンタルならスマホ一つで、自宅にいながらすべての手続きが短時間で済むため、結婚前の忙しい時期にはとても便利ですよ。
また購入の場合は、小物もすべて自前で用意する必要があるため、その分のコストも計算にいれておかなければなりませんが、レンタルは小物もセットのためかなりお得です。
e-きものレンタルで白無垢のレンタルを申込みいただくと下記の15点がセットになっていてとても便利です。
- 白無垢
- 掛下
- 掛下帯
- 長襦袢
- 筥迫セット(懐剣・末広・筥迫・帯締め・抱え帯)
- 帯揚
- 綿帽子
- 草履(白)
- 肌襦袢
- 腰紐(4本)
- 伊達締め(2本)
- 帯板(2枚)
- 帯枕
- 和装ベルト
- 足袋(新品プレゼント)
また、新郎様の紋付袴も無料でセットになります。
着付けとヘアセットの予約は早めに
白無垢の場合、自分で着付けるのはとても難しいです。まず無理と考えてよいでしょう。
ヘアセットも、とくに文金高島田や新日本髪の場合は、プロにセットしてもらうしかありません。洋髪の場合でも、せっかくの結婚式ですから美容師さんにセットしてもらうのがおすすめですよ。
結婚式場なら着付けとヘアセットがサービスとして提供されていることが多いため、挙式日程を決める際に一緒に予約しておくとよいでしょう。
着付け師や美容師さんに出張してもらう場合でも、早めの予約をおすすめします。とくに春と秋は結婚式が集中するので、1日でも早く予約するようにしてください。
他のシーズンでも意外と盲点なのが、成人式の時期です。この時期の挙式はレアかもしれませんが、年末年始〜成人式までは着付け師も美容院も大忙しのため、予約はかなり難しいでしょう。結婚式自体のスケジュールをずらすか、どうしてもという場合は、早めの予約をおすすめします。
白無垢は小物の準備も大切
白無垢を着用する際には、さまざまな小物が必要です。それらを名称と共に簡単にご紹介しましょう。
掛下(かけした) | 白打掛のすぐ下に着用する振袖。成人式の振袖と違って、おはしょりを作らず裾を長めにし、あえて床にするように作られています。自然とゆったり、優雅に動くことになり、気品に満ちた独特の重みを感じさせます。 白無垢の場合は白の掛下が基本ですが、最近はさまざまなカラーや柄があしらわれた「色掛下」がトレンド化しつつあります。 |
掛下帯 | 掛下の着付けに使う丸帯で、一般的なものより6〜8cmほど幅が狭いのが特徴。普通より高めのポイントで「文庫結び」にすると、白打掛を着たときの背中のラインがとても綺麗です。リボンのような見た目が特徴で四角い形が昔の「手文庫」という手紙や本を入れておく箱に似ていることから「文庫結び」と命名され、振袖や浴衣にも用いられます。 |
抱え帯(かかえおび) | 裾をする着物で外出する際に、裾をたく仕上げて固定するための細い帯。白無垢で外を歩くことはないため実用性はなく、装飾品の一種です。白打掛を羽織ると外からは見えません。 |
長襦袢(ながじゅばん) | 掛下の下に着る和服版の下着。汗や皮脂などの汚れ、着崩れ、寒さなどを防ぐ目的があります。 |
肌襦袢 | 長襦袢の下に着る下着で、掛下の汚れと着崩れ防止の役割があります。 |
腰紐 | 着崩れ防止やスタイルを良く見せるために腰に締める紐。 |
伊達締め | 長襦袢や掛下の衿合わせを安定させ着崩れを防ぐために伊達締めでしっかり固定します。 |
半衿 | 長襦袢に縫い付けたり、テープで留めたりして顔周りを華やかに見せるもので、汚れ防止の意味もあります。 |
重ね衿(伊達衿) | 掛下の衿の下に重ねるようにして何枚も着ているように見せるためのものです。 |
帯締め | 帯の着崩れを防止するために、帯のセンターに沿って上から巻く紐のこと。白無垢では中綿が入りボリューム感のある「丸くげ」を使います。 |
帯揚げ | 帯の内側に巻いて帯の形を整えたりズリ落ちないように安定させたりするためのもの。帯の上からチラ見せすることでコーデの一部としての役割も果たす。 |
帯板 | 帯を締める際に前面の内側に下敷きのように挟んで帯のシワを防止する「前板」と、帯の背面に下敷きのように挟み、帯の結びを美しく見せたりシワを防止したりするための「後板」があります。 |
帯枕 | 帯揚げの中に入れて帯結びを立体的に美しく仕上げるために使用します。 |
和装(打掛)ベルト | 白打掛の上前を下前に重ねてズレなくするための留めベルトです。 |
筥迫(はこせこ) | 元は、江戸時代に化粧ポーチの用途で使われていました。白無垢の際は掛下の衿と衿の間に挟むおしゃれアイテムです。 |
懐剣(かいけん) | 元々、身を守るために使われていた女性用の短剣で、魔除けの意味もあります。外から見えるようにして帯に差し込みます。 |
末広(すえひろ) | 末広がりを願う縁起物の扇子で、開いて使うことはありません。懐剣とともに外から見えるようにして帯に差し込みます。 |
足袋(たび) | 白無垢用の足袋は、かかとに付いたフックの「こばせ」が5枚(通常は4枚)のタイプを使用します。 |
草履 | 草履は高さがあるほど格が高いとされます。婚礼の際は高めがおすすめですが、転ばないように履きやすさも重視する必要があります。 |
まとめ
白無垢では、文金高島田に角隠しや綿帽子という伝統のヘアスタイルが基本ですが、最近では洋髪の方も増えています。とくに洋髪の場合は、さまざまなタイプの髪飾りを使えるので、オシャレ感もグンとアップしますよ。
つまみ細工やかんざしを使えば和のテイストが強くなり、日本女性らしい慎ましさや清楚さが演出できます。胡蝶蘭やカスミソウといった造花やドライフラワー、水引やリボンを大胆に使用すると、和の白無垢でありながらも洋風のドレッシーさを加えることができるでしょう。
貴女らしい白無垢コーデに仕上げるために、ぜひ素敵な髪飾りを見つけてくださいね!
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